ペダックの歴史

革新と伝統の融合

品質と持続性、顧客満足と革新はペダックというブランドのDNAに深く根付いています。1955年の創業以来シェルヒェンが長きにわたって伝統としてきたのは、ユーザー様にとって有益となるよう、技術の新たな可能性と伝統的な価値観を創造的に組み合わせることです。

50か国以上の国に顧客を持つシェルヒェンの高品質な製品は、その高い機能性、環境に配慮したドイツでの生産、整形外科医(フットサポート)、その他専門家とのプロフェッショナルかつ信頼のおける連携により評価を得ています。

幸福―1歩ずつ

1955年、ハルトムート・シェルヒェンはインソールの販売を始めました。当時、市場に出回っていたインソールはほとんどが輸入品で顧客や靴商人の期待と要求を満たすものではありませんでした。ハルトムート・シェルヒェンは状況の打開を決意します。1965年、彼はベルリン、シャルロッテンブルク区の元牛舎で独自のインソールの製作を開始しました。彼の考えは奏功し、シェルヒェンのインソールは顧客に愛されました。

ベルリン、シャルロッテンブルクの「牛舎」の前


ペダック・インターナショナルブランド

1969年、自身初のインソール製作からわずか4年でハルトムート・シェルヒェンはインソールの輸出を開始しました。1971年、高品質なインソールへの需要の高まりを受け、会社はベルリンのシャルロッテンブルクの土地を去りベルリンのシェーンベルクにあるより大きな土地へ移転しました。1975年、ブランド名がHSシューベダルフからペダック・インターナショナルに変更されました。由来はラテン語で足を意味するpedesです。

ペダックのゴールは自然で健全な歩行を推進することでしたが、このゴールにより健康と幸福が企業理念の中核となりました。この理想を軸に、1993年シェルヒェンはプレミアムなフットサポート製品、ビバの開発を開始しました。

ビバは解剖学に基づいた形状のフットベッドと高品質の牛革を組み合わせた最初の万能サポートインソールで、世界で初めてラテックスをベースとしない防臭効果のある活性炭フィルターを備えていました。

2018年にプレミアムフットサポートのビバは25周年を迎えました。


歴史の贈り物―ベルリンの壁崩壊

1989年にドイツの東部と西部の境界=壁が開かれたことで1990年にドイツは再統一されました。この歴史の贈り物は、旧ドイツ民主共和国で起こった市民運動による平和革命がきっかけでした。ベルリンの壁崩壊がもたらしたのはシェルヒェンの起業家としての進歩でした。ひとつのドイツとして再統一され、一つのチームへと急成長を遂げた我々も、継続的な成長に十分な広さを持つ場所を求めて1993年にベルリン近郊に移転することができました。

靴関連―シュートゥリー、シューレースとシューケア

1998年、シェルヒェンは自社の取扱い製品群の拡張を行い、独自のシュートゥリーとシューレースを含めることで顧客の幅広い要望に応えようとしました。1999年、シェルヒェンは新たに世界に革新を起こすぺダック製品を発表します。世界初のフットベッドを持つ冬対応インソール「ソーラープラス」、現在の「ビバ ウィンター」です。

2003年に我々は自社開発のレザーケアとシューケア製品を導入しました。多くの消費者が簡単に使えて管理しやすく機能性の高いケア製品を求めていたことから、そんな製品の実現のために我々のノウハウをもって貢献することに魅力を感じたのです。スニーカーでも縁を縫ったブローグシューズでも、ぺダックには適格かつ複雑さのないケア製品があります。

“ドイツ製”

今日、シェルヒェンはブランデンブルクのケーニヒス・ヴスターハウゼンに位置し、ベルリンの中心部から30分ほどのところで自らのサクセスストーリーに新章を書き加え続けています。毎日、150人の従業員たちは足の健康維持に貢献するための高品質な商品を生み出すことに心を砕いています。我々の水準を満たすには、どんなに些細なことも重要です。最適な革の選定、インソールの各パーツを注意深く繋げることから最終製品を事細かに管理することまで―― 全ての製品が手作りであり専門技術と知識の結晶なのです。

最高品質のインソール、フットサポート、シューレース、シューケア製品はこれから先もぺダックインターナショナルが象徴していくものです。我々は持ちうる限りの情熱を持って新しく革新的な製品を開発し続け、配慮と注意を持って生産します。

インソールの製造は手作業です。ここでは革をインソールの形に切り抜いています。